やっと終わった勤務。でも、頭の中はまだ現場にいる
長かった一日が終わって、
ナースシューズを脱いで、家に帰って、
ようやく布団に入ったはずなのに――
「あれ?まだナースコール聞こえる気がする…」

コール音、患者さんの声、点滴のポンプ音…幻聴なのか記憶なのか
耳が慣れすぎてるのか、
疲れすぎてるのか。
寝入りばなに、
「ピンポン♪」って鳴った気がして飛び起きる。
「あ、…うち病院じゃないんだった」
でもそのあとも、
夢の中でずっとコール対応してる自分がいたりする。
夢の中でも「報告書書かなきゃ」「点滴つながなきゃ」
「そろそろ寝よう」と目を閉じたら――
夢の中で患者さんのバイタル測ってたり、
ナースステーションで先輩に報告してたり。
しかも、リアルに緊張してる夢。
「夢くらい自由にさせてくれ…!」と
朝の目覚めとともに思うあの感じ、わかりますか?

それだけ“真剣”に向き合ってた証拠
笑い話みたいだけど、
夢にまで出てくるって、それだけ全力だったということ。
心も身体も、
ずーっと“看護師モード”だったんだよね。
「今日も、がんばってたんだな」
そうやって、自分をいたわってあげてください。

▼この記事を書いた人
病棟・外来・保育園など多様な職場を経験し、今は企業勤務の産業保健師。
夢の中で点滴交換したこと、何度もあります(笑)
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