バタバタの1日、ふと気づく“会話ゼロ”の自分
勤務を終えて、白衣を脱いで、ロッカーに座る。
ふと頭に浮かんだのは――
「あれ…今日、誰ともちゃんと話してないかも」

しゃべってたはずなのに、“話した気がしない”
ナースコール対応、処置の説明、申し送り。
たしかに言葉は交わしてた。
でもそれは“業務”としての会話であって、
心が通った“やりとり”ではなかった気がする。
同僚と話したのは、
「ナースコールお願い!」
「○○さんの採血、終わった?」
「すみません、ちょっと代わってもらえますか?」
全部、情報のやりとり。
ゆっくり笑って話す時間が、まるでなかった
患者さんとも、スタッフとも、
「ゆっくり」「落ち着いて」話す時間がなかった。
気づけば一言も笑ってない日だったりして、
帰り道のコンビニのレジで、
やっと少し柔らかい声を出せた…なんて日も。
「今日、ちゃんと自分の声、聞いたっけ?」
そんなことを考えてしまう夜もあります。

看護師って、孤独な仕事だなと思うときがある
「人と関わる仕事」と言われるけれど、
実は孤独な瞬間が多いのが看護師という仕事。
時間に追われ、責任に追われ、
“感情”よりも“業務”が優先される日常。
「誰かと心でつながりたい」
そんな気持ちを抱えてる看護師さん、多いと思います。
せめて、ここでだけは心をゆるめてほしい
このブログでは、
“しゃべる時間がなかった”看護師さんの心が、
少しでもほぐれるような言葉を届けたい。
今日は誰とも話せなかったけど、
ここでこの文章を読んでくれたあなたの中に、
ほんの少しでも「わかる」が生まれていたら嬉しいです。

▼この記事を書いた人
病棟・外来・保育園など多様な職場を経験し、今は企業勤務の産業保健師。
誰かとゆっくり話せない日も、心の中では“つながれる場所”をつくりたくて書いています。

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