記録が終わらない。それが、看護師の“日常”
今日もバタバタで、
気づけば定時を10分、20分、30分…と過ぎていく。
ナースステーションで、静かにカタカタ打ち込むその手。
「あぁ、また今日もギリギリだ…」

ケアと記録の“両立”なんて理想でしかない日もある
現場は常に動いてる。
急変、ナースコール、処置に家族対応。
「あとで記録しよう」と思ったことが、
気づけば2時間前の出来事だったりする。
「このときの様子、どう表現すればいいんだっけ…?」
思い出しながら打ち込む記録は、プレッシャーとの闘い。
「誰も見てないのに、こんなに頑張って書いてる」って思うこともある
記録に正解はない。
でも、ミスや抜けがあれば責任は自分に返ってくる。
だから丁寧に書く。
でもその分、時間がかかる。
「みんなもう帰ってるのに、なんで私だけ残ってるんだろう…」
そんなふうに思ってしまう日、ありませんか?

記録は“誰かの命を守る”情報になると信じてる
毎日の記録は、
翌日誰かが読む大切なバトン。
患者さんの小さな変化も、
自分の看護の視点も、
未来の医療につながっていく。
「無駄じゃない」ってわかってる。
でもやっぱり、しんどい日もある。
それでも今日も、自分なりに最後までやり切った

何分残ってても、
「今日もギリギリだった」と思っても、
あなたが一生懸命に記録したその情報は、
ちゃんと意味がある。
「間に合わなかった」じゃなくて、
「間に合わせた」んだって、自分を認めてあげてほしい。
▼この記事を書いた人
病棟・外来・保育園など多様な職場を経験し、今は企業勤務の産業保健師。
記録に追われるナースの気持ちに、そっと寄り添いたくて書いています。

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