しんどさの中に、ふと差し込む“光”
バタバタの一日。
ナースコール、処置、記録、またナースコール。
「あ〜もう、しんどい…」
「あと何時間で帰れる?」
って思ってた、そのとき――
患者さんの笑顔に出会う瞬間があります。

何気ない一言が、心にしみる
「ありがとう」
「あなたが来ると安心するわ」
「さっきの声かけ、嬉しかった」
そんなふうに言われたとき、
疲れていたはずの心に、スッと風が吹き抜けるような感覚になるんです。
「ああ、わたし…ちゃんと届いてたんだ」
「誰かの安心に、なれてたんだな」って。
技術じゃない、“人と人”としての関わり
看護って、医療職であると同時に、
人と人との「対話」や「つながり」の仕事でもある。
点滴や処置だけじゃない。
目を見て笑い合ったり、
つかの間でも気持ちが通じ合ったり。
「この仕事、やっぱり好きかも」
って思えるのって、そういう瞬間。
明日もまた、笑顔に会いたくて
患者さんの笑顔に救われた日。
その記憶が、次の日の自分の背中を押してくれます。
「また明日も、誰かの“ホッ”になれたらいいな」
そう思える自分がいることが、
この仕事を続けていく理由のひとつかもしれません。

▼この記事を書いた人
病棟・外来・保育園など多様な職場を経験し、今は企業勤務の産業保健師。
がんばるナースたちの心に、そっと寄り添えるような言葉を届けています。
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