看護師って、“できて当たり前”の世界にいる

朝から晩まで走り回って、
判断して、処置して、気を遣って。
誰にも迷惑かけずに1日を終えることって、
ほんとはすごいはずなのに…
「できて当然」
「言われなくてもやるべき」
そんな空気の中で働いていると、
「誰かに一言、ねぎらってほしいなぁ…」
そう思ってしまう日、ありませんか?
自分では頑張ったつもりでも、誰にも気づかれない
- 患者さんが安心できるように、そっと声をかけたこと
- スタッフが忙しそうだったから、さりげなくサポートに入ったこと
- あの一言で、雰囲気が少しやわらいだこと
そんな“小さな頑張り”って、なかなか見えない。
でも、本当はすごく大事なことなんですよね。
「ありがとう」って、魔法の言葉
ただ一言、
「今日、助かったよ」
「いてくれてよかった」
「あの対応、よかったよね」
そんなふうに言ってもらえたら、
それだけで救われる。
でも、現場ではバタバタしてて、
その“ひとこと”がなかなか出てこない。
だからこそ、心の中で静かに思う。
「……誰か、気づいてくれてたらいいな」

自分で自分を、ちゃんと褒めてあげよう
本当は、
自分がいちばん自分をわかってる。
今日もミスなく、誰かを支えて、
笑顔をつくったあなた。
「わたし、今日もよくやった」
「誰が褒めてくれなくても、自分が知ってる」
それだけで十分価値がある。
でも、もしここで言っていいなら――
ほんとうに、よく頑張ったね。
▼この記事を書いた人
病棟・外来・保育園など多様な職場を経験し、今は企業勤務の産業保健師。
「看護師だって、誰かに認めてほしい」その気持ちを、言葉にしています。

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