目次
はじめに
保育園では、インフルエンザやノロウイルスなどの感染症対策が欠かせません。
特に看護師が配置されている園では、「感染症対応マニュアル」が整備されていることが求められます。
でも実際には、
- マニュアルが古くて現場と合っていない…
- 作っても誰も読んでいない…
- 実際に流行した時に使いづらい…
そんな悩みやズレを感じたことはありませんか?
この記事では、保育園看護師として実際に使っているマニュアルの内容・工夫・改善点をリアルにご紹介します。
感染症対応マニュアルの主な中身とは?
感染症対応マニュアルには、以下のような内容を含めるのが基本です。
基本的な構成(例)
- 発症時の対応フロー(発熱・嘔吐・下痢など)
- 保護者への連絡基準とタイミング
- 職員間の情報共有方法(申し送り・掲示など)
- 感染拡大防止のための動線・隔離の工夫
- 消毒方法や使う薬剤の種類・濃度
- 回復後の登園基準
- 園医や保健所への連絡体制
実際の現場でよく使う場面
- 発熱が出たときの「初動」確認
- 感染の疑いが出た子の「動かし方」や「隔離方法」
- 登園許可証が必要かどうかの判断
- 職員が感染したときの対応ルール
マニュアルは「読むもの」ではなく、**“即対応のための確認ツール”**として使う意識が大事です。
現場で使いやすくするための工夫
1. フロー図・チェックリスト化する
- 文字だけの文書より、「フロー型」「箇条書き」でわかりやすく
- 例:「嘔吐発生時の対応チャート」など
2. 保育士がすぐ確認できる場所に設置
- 職員室の壁に貼る / すぐに取り出せるファイルに入れておく
- 実際に誰が・どの場面で使うかを意識した配置がポイント
3. 毎年1回はマニュアルを見直す
- 最新の感染症情報・保健所からの指導内容を反映
- 形式的にならず、現場の声を取り入れながら更新
実際に感じた「マニュアルの限界」
マニュアルがあっても…
- 園児の様子によって対応が微妙に異なる
- 保護者の理解や受け取り方にも差がある
- 職員の感染症知識にバラつきがある
など、現場ではマニュアル通りにいかない場面が多いのが現実です。
それでも“あることで守れること”がある
マニュアルは万能ではありませんが、次のような点で効果を感じています。
- 職員間での「判断のばらつき」が減る
- 緊急時でも「迷わず動ける」
- 「ちゃんと備えている園」という信頼感を保護者に与えられる

「なくても何とかなる」ではなく、「あるからこそ迷わず動ける」マニュアルが理想です。
まとめ|現場に寄り添ったマニュアルこそ意味がある
感染症対応マニュアルは、ただ形式的に整えておくだけでは意味がありません。
**“誰が見てもすぐ動ける、現場に合ったマニュアル”**であることが大切です。
看護師として、その土台を整え、保育士・保護者と協力して安心できる園づくりを進めていきたいですね。
コメント