【保護者対応シリーズ③】けがの説明でトラブルにならない言い回し


目次

はじめに

「すり傷くらい」と思ったケガでも、
帰宅後、保護者からこんな声が届くことがあります。

  • 「どうしてそんなに赤くなってるのに伝えてくれなかったの?」
  • 「家で気づいたんですけど…園では何も言われませんでした」
  • 「本人から『押された』って聞いたんですけど?」
のんのん

ケガの内容だけでなく、“伝え方”がトラブルのきっかけになるケースは意外と多いもの。
今回は、**保育園看護師としてできる「けがの伝え方」**を、実例付きで解説します。


けが対応で信頼を守る3つの基本姿勢


① ケガの程度ではなく、「変化があった事実」に目を向ける

→ 軽いと思っても、保護者が見て気になるレベルなら必ず伝える
→ 「ちょっとしたことほど、誠実に説明する」姿勢が信頼につながる


② “どう起きたか”よりも、“どう対応したか”を中心に伝える

✕「友達にぶつかって転びました」
〇「転倒後すぐ冷やしました/様子を見ていました/連絡帳に記載しました」

→ 状況説明に偏りすぎると、「言い訳」と受け取られることも…


③ 保護者の不安を先読みする言い回しを添える

「ご家庭でも変化があればすぐ教えてくださいね」
「園でも引き続き様子を見ていきますので、ご安心ください」

→ “園だけで判断して終わらせない”ことを伝えると安心感がUP


よくある場面別・伝え方の工夫


ケース①:「すり傷を保育士が簡単に処置しただけ」

🗣 言い回し例:

「今日の午前中、園庭で転んでしまって、右ひざにすり傷ができました。出血は少なく、すぐに洗浄して絆創膏を貼っています。
本人もその後は落ち着いて過ごしていますが、ご家庭でも念のため様子を見ていただければと思います。」


ケース②:「子ども同士の接触で赤みや引っかき傷ができた」

🗣 言い回し例:

「遊びの中で、他のお子さんとやりとりがあった際に、右腕に引っかき傷のような赤みが見られました。
すぐに冷やして経過を観察していますが、もし腫れや痛みが出てくるようでしたらご連絡いただけると助かります。」


ケース③:「本人が“○○ちゃんに押された”と言っている」

🗣 言い回し例:

「本人の言葉では“○○ちゃんに押された”とのことでしたが、職員はその場を見ておらず詳細は確認できていません。
状況をもう少し確認しつつ、お子さん同士の関係も見守っていきたいと思っています。」

📝ポイント:
“断定しない”が基本。事実・対応・今後の見守りを丁寧に伝えること


保育士・園との連携ポイント


  • ケガの伝え方の基準を“感覚”でなくルール化する(例:出血ありは必ず報告)
  • 保育士と看護師が“同じ説明”ができるよう、伝え方のすり合わせを定期的に
  • 必要があれば、園長・主任も含めた連携体制の再確認

まとめ|「伝えた内容」よりも「どう伝えたか」が記憶に残る

けがの対応は、
保護者の不安や感情と直結しやすい場面。

だからこそ、

  • 早く・正確に・ていねいに
  • 共感+事実+対応+見守りの意志

この4点を意識することで、
「ちゃんと見てもらえてる」「安心して任せられる」と感じてもらえる対応になります。

“当たり前の報告”こそ、信頼づくりのチャンス。
そのひと言を、大切に届けていきましょう。

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