【保護者対応シリーズ⑥】看護師宛ての個別相談が増えたとき


目次

はじめに

「ちょっと聞いてもいいですか…?」
「〇〇ちゃんのことで、少しだけ相談が…」
「病院に行くほどでもないんですが…」

保育園で働いていると、看護師に対して“個人的な相談”を受けることが増えていく場面があります。

一方で、その相談が重なってくると…
✔ 時間の負担
✔ 線引きの難しさ
✔ 保育士との役割のズレ
など、悩みやモヤモヤも生まれがちです。

のんのん

今回は、**「相談されやすい看護師」としての魅力を保ちつつ、“抱え込まない関わり方”**をご紹介します。


なぜ看護師に相談が集まるのか?


  • **「専門家だから」**という信頼
  • 保育士とはまた違う“中立的な立場”に見える
  • 医療のことだけでなく、“子育て全体の不安”を話したい

📝看護師メモ

保護者にとって「気軽だけど専門性がある人」は、とてもありがたい存在。
でも、その“ありがたさ”を自分が一人で背負いすぎないことも大切です。


看護師として意識したい3つのポイント


① “相談の目的”を丁寧に受け取る

「どうされましたか?」
「それは、誰に相談するのが安心だと思われますか?」

気持ちを受け止めながら、“内容に応じた窓口”へ自然に誘導できるとベスト


② 医療や診断が関係する内容には、きっぱり線を引く

「園では診断はできないので、必要であれば受診をおすすめします」
「おうちでの様子も見て、必要があれば医療機関にご相談を」

  

→ 看護師としての立場を守ることは、保護者のためにもなる行動


③ 相談内容を“個人で完結させない”

→ たとえ短い会話でも、

  • 気になる発言
  • 子どもの状態との関連
  • 今後への配慮点

などを記録し、必要に応じて担任や主任へ共有しておく


よくある相談&対応のヒント


ケース①:「鼻水が長引いてて…園ではどう思いますか?」

🗣 対応例:

「長引いていると心配ですよね。園でも観察していますが、診断はできないため、必要に応じて受診で確認いただけると安心かと思います。」


ケース②:「睡眠のこと、気になってて…」

🗣 対応例:

「お話しくださってありがとうございます。
園での午睡の様子も含めて気になる点があれば担任とも共有しますね。」


ケース③:「〇〇ちゃん、家で泣くことが増えてて…」

🗣 対応例:

「それはちょっと気になりますね。心や家庭環境のことも含めて、保育士や家庭支援の担当者と一緒に考えていけたらと思います。」


園内で整えたいこと


  • “相談はありがたい。でも一人で抱えない”というルールをチームで共有
  • 保育士・主任・園長・家庭支援など、連携先の“役割マップ”を見える化
  • 看護師への相談記録用メモ/共有ノート/報告フローを整備しておく

まとめ|「頼られる」はうれしい。でも、看護師は“一人対応窓口”じゃない

保護者からの相談が増えることは、
看護師が信頼されている証拠。

でも、それをすべて“自分だけで応えよう”とすると、
いずれ疲れたり、対応ミスを招く可能性もあります。

「受け止めるけれど、抱え込まない」
「つなぐけれど、丸投げしない」

そんなバランス感覚が、看護師として長く信頼される対応力につながっていきます。


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