はじめに
園長先生に相談するとき、こんなふうに感じたことはありませんか?
- 「忙しそうで声がかけにくい…」
- 「言い方次第で気を悪くされないか心配…」
- 「専門職としてちゃんと伝えたいけど、どう切り出せばいいの?」
保育園看護師は、“現場の気づき”を園全体に反映してもらうために、
園長とのやり取りがカギになる場面も多いですよね。

今回は、園長に伝えたいことを“上手に・伝わりやすく”相談するためのコツと言い回しをまとめました。
看護師と園長、距離があるようで「役割はつながっている」
立場 | 主な視点 | 役割のポイント |
---|---|---|
園長 | 園全体の運営・安全・職員管理 | 「現場の声」を方針に反映する立場 |
看護師 | 健康・安全・職員サポート | 「小さな気づき」を現場から拾い上げる役目 |
📝看護師メモ
園長は「全体」を見ている分、細かい変化や背景に気づきにくいことも。
だからこそ、看護師の“見て感じたこと”が貴重な情報になります。
園長への相談で意識したい3ステップ
① まず「報告・相談・お願い」のどれなのかを明確に
「今日は報告だけです」
「少しだけご相談させていただきたいことがありまして…」



→ 最初に“枠組み”を示すと、相手の聞く姿勢も整いやすい!
② 自分の感情ではなく、“事実と経過”を淡々と伝える
「この1週間で〇名のお子さんに発熱が見られ、うち2名がインフルエンザ陽性でした」
「〇〇ちゃんの件で、保護者の方から2日連続で同じ内容の問い合わせがありました」



→ 感情や憶測よりも、“数字・頻度・経過”があると園長は動きやすい!
③ 提案や希望がある場合は、選択肢を添えて伝える
「たとえばこんな対応も考えられるかと思いますが、いかがでしょうか?」
「園としてのご判断が必要な部分かと思いますので、一度ご検討いただけますか?」
→ 一方的な「お願い」ではなく、一緒に考える提案スタイルが信頼につながる



今回は、園長に伝えたいことを“上手に・伝わりやすく”相談するためのコツと言い回しをまとめました。
よくある場面別・伝え方のヒント
ケース①:「体調不良の子が増えているので、感染対策を強化したい」
🗣 言い回し例:
「この1週間で熱発が5人、嘔吐も2人出ていまして。園内でも感染拡大のリスクが高まっている印象です。
手洗い強化や、午睡マットの消毒頻度アップなどの対策を、職員全体で再確認したいと思っています。
園としてのご判断を仰ぎたく、相談させていただきました。」
ケース②:「ある保護者の対応に不安を感じている」
🗣 言い回し例:
「直接的なトラブルはないのですが、〇〇ちゃんの保護者から、ほぼ毎日同じご相談を受けていて…。
子どもの様子や園との関係性が少し気になっております。
すぐの対応ではなくても、園全体で見守る意識を持てたらと思い、ご相談に伺いました。」
ケース③:「自分の役割が曖昧で動きにくい」
🗣 言い回し例:
「園全体の体制の中で、看護師としてどの場面で関わるかを明確にしたいと思っております。
たとえば保育士研修やマニュアル整備など、園長のご意向を伺えたらと思います。」
伝え方の“ひと言”の工夫
シーン | OKな言い回し |
---|---|
声をかけるとき | 「お時間3分だけいただけますか?」 |
迷っているとき | 「判断が難しく、ご相談させていただければと思いまして」 |
提案の場面 | 「園のご意向を第一にしたうえでのご提案になりますが…」 |
返答を待ちたいとき | 「また園長のお考えを聞かせていただけるとありがたいです」 |
まとめ|“上手に伝える”は、園を守る看護師のスキル
園長とのやりとりは、「遠い存在」と感じることもあるかもしれません。
でも看護師は、
- 現場の異変をいち早くキャッチし
- 困っている職員や子どもを支え
- それを園全体の改善へとつなげる窓口にもなれる存在です。



だからこそ、
**「ただの報告」ではなく、「伝わる伝え方」**を選ぶことが、園全体の安全や働きやすさにつながります。
コメント