目次
はじめに
年末が近づくと、保育園も家庭も忙しくなり、
子どもたちの生活リズムが崩れやすい季節に入ります。
また、感染症もピークに向かうこの時期。
保護者にとっても「どう過ごせばいいのか不安」という声を耳にすることが増えます。

この記事では、“保健指導”としての年末の声かけの工夫と、保護者への伝え方を、看護師目線でご紹介します。
年末年始によくある子どもの不調と背景
症状・状態 | 主な原因 |
---|---|
熱・だるさ・ぐったり | 連日の疲れ/寒暖差/睡眠不足/人混みへの外出 |
下痢・嘔吐 | 胃腸の冷え/外食・お菓子の食べすぎ/感染性胃腸炎の持ち込み |
不機嫌・かんしゃく | 昼寝不足/生活の変化へのストレス/刺激の多い環境 |
📝看護師メモ
「病気」ではなく、“生活環境のゆらぎ”からくる体調不良が多いのがこの時期です。
保護者への伝え方|“注意”より“寄り添い”の一言を
① 「いつも通りが一番難しい時期ですよね」
→ 「つい夜ふかししちゃって…」という家庭に共感しつつ、リズムを整えるヒントを共有
② 「少しだけ意識してもらえると違ってきます」
→ 朝ごはんだけは必ず/入浴時間を決めておく/日中にしっかり遊ぶ など、
“すぐできること”を1つだけ提案
③ 「年明けも元気に登園できるように、できることからで大丈夫です」
→ “全部やって”じゃなく、“できるところから”のスタンスが◎
保健だよりや掲示で使えるミニテーマ
- 『年末年始の子どもの健康管理チェックリスト』
- 朝ごはん、食べてる?
- 夜は〇時までにお布団へ
- 外出後の手洗い・うがい習慣
- 『帰省・外出時の感染症対策ミニQ&A』
- マスクは必要?
- 人混みに行ってもいい?
- 嘔吐したら、何に気をつける?
- 『看護師からのひとこと掲示』 「たのしい冬休み。でも体は小さなSOSを出しているかもしれません」
看護師が園でできる+αの配慮
- 年末の午睡前や降園前に、疲れている子どもをそっと休ませる
- 保育士との会話の中で「この子、最近体調崩しやすいね」と小さな変化を共有
- 「年始登園時の様子」も予測して、保育士と園内体制を調整する視点を持つ
まとめ|“ちょっとしたひと声”が、家庭の安心につながる
年末年始は、園では見られない時間が長くなる分、
保護者とのつながり・信頼がとても大切になる時期です。
「がんばりすぎないでくださいね」
「いつもどおりでなくても大丈夫」
そんなやわらかい言葉を添えて、
子どもたちが元気に新年を迎えられるように、園と家庭をつなぐ看護のまなざしを届けていきましょう。
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