勤務終わりにふと思う。「あの対応、間違ってなかったかな?」看護師の心の中あるある

勤務終わり。ナースステーションで申し送りを終えたあと、
ロッカーに戻って白衣を脱いだときに、ふと頭によぎることがあります。

「今日のあの対応でよかったのかな…?」

患者さんやご家族への言葉、ケアの仕方、声のトーン。
あの場面で、自分が選んだ行動は適切だったのか。
ベッドサイドでの小さなやりとりが、頭の中で何度もリピートされるんです。

本当にしんどそうな表情だったあの患者さんに、
もっと寄り添う声かけができたかもしれない。

時間に追われて、つい流れ作業みたいになってしまった清拭。
目を合わせる余裕もなかったな…。

現場では一瞬の判断が求められるからこそ、
あとから「もっとこうすればよかった」が押し寄せてくるんですよね。


そして、ロッカーで着替えながら、もう一つよぎること。

「今日…ご飯、ちゃんと食べたっけ?」

朝はバタバタでバナナ1本。
昼休憩は遅れて10分だけ。温めたはずのお弁当は冷めていて、
気づけば水分もろくに摂ってない。

それでも、なんとか一日を回して、
家に帰る頃にはお腹が空いてるのかすらも分からないほどの疲労感。

「まず座りたい」「靴を脱ぎたい」
そのあとでようやく「何か食べなきゃ」と思う。


でも、これが看護師のリアル。
患者さんの“いま”に全力で向き合うからこそ、
自分のことは後回しになっちゃう。

それでもどこかで、「もっといい看護ができたかも」と思ってしまうのは、
きっとそれだけ一人ひとりを大事に思っているからなんだと思います。


▼この記事を書いた人

病院・クリニック・保育園を経験し、今は産業保健師。
「看護のしんどさもやりがいも、どっちも本音で語りたい」ブログ運営中。

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