【保護者対応シリーズ⑤】“不安が強い保護者”との関わり方


目次

はじめに

見てみよう!

「今日、また電話が来て…」
「登園後もLINEで体調確認されるんです…」
「ちょっとしたことでも不安が強くて…」

保育園現場では、“不安が強い保護者”との対応に疲れてしまうことも少なくありません。

でもその背景には、
✔ 子どもを想う気持ちの強さ
✔ 以前のトラブル経験
✔ 家庭の中の不安定さ など、様々な事情があります。

のんのん

今回は、**看護師として「不安に寄り添いながらも、飲み込まれない対応のコツ」**をお伝えします。


そもそも“過敏”ではなく“過剰に心配してしまう状態”


  • 子どもを守りたい気持ちが強い
  • 情報に敏感になっている
  • “自分を責めたくない”という無意識の防衛反応

📝看護師メモ

その保護者自身が、誰かに「大丈夫」と言ってほしいのかもしれません。
看護師は、“安心を届ける存在”として対応することができます。


看護師として意識したい3つの関わり方


① “感情”には共感、“判断”には冷静に

「心配になりますよね」
「わたしも親だったら、きっと同じように気になります」

→ ただし、対応判断においては**“事実ベース”で冷静に説明**


② 「大丈夫です」だけで終わらせない

「〇〇があるから、大丈夫そうです」
「熱はありませんが、咳の様子は今後も見ていきますね」

  

→ 安心感+継続的な見守りをセットで伝える


③ “安心のルート”を明確にする

「気になることがあれば、まずは〇〇時に電話でお伝えくださいね」
「〇〇の件は、連絡帳でも毎日お伝えしていきますね」

連絡のタイミング・手段・頻度を先に決めておくと、保護者も安心+園も疲弊しにくい


よくあるケース別・対応のヒント


ケース①:毎日のように“症状報告”が続く

🗣 対応例:

「毎日、お子さんのことをしっかり見てくださっていて素敵ですね。
園でもこの1週間、症状が落ち着いてきたように見えています。
何か大きな変化があれば、こちらからもお伝えしていきますね。」


ケース②:“他の子にうつらないか”を強く気にする

🗣 対応例:

「ご心配なお気持ち、よくわかります。園でも感染対策を徹底しており、体調の変化があればすぐ対応するようにしていますので、ご安心ください。」


ケース③:“保健室に呼び出されすぎ”と感じる

🗣 対応例:

「何度もお声かけしてしまってすみません。〇〇ちゃんの体調をしっかり見ていたい思いからですので、園でも気をつけてバランスをとっていきますね。」


保育士・園との連携ポイント


  • 対応を**“看護師だけで抱え込まない”ことが鉄則**
  • 情報共有ノートや記録を残し、全職員が対応方針を共有
  • 必要であれば園長・主任・家庭支援担当も巻き込み、“組織で対応する姿勢”を

まとめ|「信頼されているからこそ、不安を訴えてくれる」

不安が強い保護者は、
園に“迷惑をかけたい”のではなく、
**「わが子を守りたい」「安心したい」**という想いが強いだけ。

看護師として、

  • 感情を受け止め
  • 判断を冷静に伝え
  • 対話のルートを整える
  

そんなバランスのとれた関わりが、信頼関係と園全体の安心感を支える看護の力になります。


あわせて読みたい

👉 「家ではこう言ってました」への対応
👉 看護師宛ての個別相談が増えたとき(次回)

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次