【園内連携シリーズ④】保育士との「気になる子」の共有バランス


目次

はじめに

保育園看護師が“気になる子”に気づいたとき、共有のタイミングや伝え方で迷う場面はとても多いです。

のんのん

今回は、看護師として「気になる子」の存在をどう伝え、どう連携につなげるかを実例付きでご紹介します。


看護師と保育士、見えているものが違う


視点看護師保育士
見ている角度健康・発達・心理のバランス行動・生活・人間関係の流れ
対応方法医療・心理の知識を元に「なぜ?」を見る日常の実践から「どう支えるか?」を考える
観察の距離少し引いた“客観的視点”毎日の関わりの中での“体感的視点”

📝看護師メモ

だからこそ、看護師の気づきは“違う視点からのヒント”になる
でもそれを伝えるときは、“診断っぽくならない表現”に注意が必要です。


よくあるケースと伝え方の工夫


ケース①:「集団活動で落ち着かない子がいる」

🗣 NG:「多動の傾向があると思います」

🗣 OK:「集団の中での移動が頻繁で、集中が続かない様子が気になっています。園でもサポートを考えているか、お聞きしてもよいですか?」

診断名を避け、観察事実+質問スタンスがベスト


ケース②:「言葉の発達が遅れているかもしれない子」

🗣 NG:「ことばの遅れがある子ですよね?」

🗣 OK:「〇〇くん、言葉でのやりとりがまだ難しい場面があるように見えましたが、園ではどのように関わっていますか?」

→ “感じたまま”ではなく、具体的な場面に焦点をあてて


ケース③:「保護者対応が心配な子」

🗣 OKな伝え方:

「おうちの様子も含めて、園として気になっている点があれば教えてください。
看護師の立場で一緒に考えられることがあればと思っています。」

→ すでに担任が気にしていることなら、“連携の入り口”になりやすい


共有する際の“ひと工夫”で伝わり方が変わる


① 「気づいたことがあったので…」から入る

「〇〇ちゃんのことで、ちょっと気になったことがあったので共有だけさせてくださいね」

  

→ **“ジャッジ”ではなく“共有”**のスタンスが柔らかい


② 「園ではどう見えていますか?」と保育士に視点を返す

  

→ 「自分が気づいたことを押しつけない」ためのバランス調整に◎


③ 共有後のフォローを忘れずに

「あのあと、〇〇ちゃんの様子どうでしたか?」
「また気になることがあれば一緒に見ていきましょう」

  

→ 伝えて終わりにしないことで、“対等な関係性”が築ける


まとめ|“気になる”を共有するのは、支えるチームの第一歩

看護師としての気づきは、
ときに保育士にとって“耳が痛いこと”でもあります。

でもそれは、子どものためのサイン。
だからこそ、

  • 診断ではなく、観察の言葉で伝える
  • 意見ではなく、共有と質問から入る
  • 一緒に見ていくスタンスを大切にする
のんのん

この3つの視点が、“気になる”を“支える”に変えていくカギになります。

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