【気になる子・発達支援シリーズ④】感覚が敏感な子・過敏さがある子への対応

〜“刺激に疲れやすい子”へのやさしいまなざし〜


目次

はじめに

保育園でこんな子どもを見かけたことはありませんか?

こうした“ちょっとした違和感”には、**感覚の敏感さ(感覚過敏)**が関係していることがあります。

のんのん

今回は、「感覚が敏感な子ども」に対する園での関わり方と、看護師としてできる支援をお伝えします。


「感覚過敏」は“わがまま”ではない


子どもによって、音・光・触感・匂い・味覚などの刺激の感じ方は本当にさまざま。

行動背景にあるかもしれない感覚の過敏
手をつなぐのを拒否皮膚感覚が鋭く、触れられると不快感がある
大きな音で泣く聴覚が敏感で、普通の音でも“びっくり音”になる
同じ食材を食べたがらない食感・匂い・味覚への過敏がある
服を脱ぎたがる/着替えを嫌がる肌触り・締め付け感が苦手で不快

📝看護師メモ

感覚の違いは見た目では分かりにくい。
だからこそ、「なにが嫌なの?」ではなく、**“どうしたら心地よく過ごせるか”**に目を向けて関わりたいですね。


看護師としてできる関わりの工夫


① 「刺激を減らす環境」をつくる

  • 騒がしい場所から一歩離れられる静かなスペースを確保
  • 食事や午睡の前後に、光・音・においなどをやさしく整える
  • 集団活動の前に**“ひと息タイム”**を入れるのも効果的

② 無理に“慣れさせよう”としない

触らせる・音に近づける…ではなく、
その子が安心していられる距離を尊重する

🗣 声かけ例:「この音、びっくりしたね。ちょっと離れようか」


③ 「がんばってたこと」を言葉で伝える

「タグがちょっと気になってたけど、最後までがんばってたね」
本人が感じていることを“ちゃんと見てるよ”と伝えることで安心感につながる


保育士との連携で意識したいこと


  • 「また着替え拒否でした」ではなく、
    →「この素材を嫌がっていたようなので、次は〇〇の服で様子を見てみませんか?」
  • 感覚過敏について**“わかりやすく共有できる言葉”**を使う
    →「触覚が敏感かもしれません」「聴覚刺激が強すぎたようです」など、保育士が気づきやすくなる表現を

保護者への伝え方の工夫


  • NG例:「ちょっと神経質なところがあるかもしれません」
  • OK例:「今日は着替えのときにタグが気になっている様子がありました。
    ご家庭でも、気になる素材などありますか?」
  

“特性”よりも“様子”として伝えると、保護者も受け止めやすい

まとめ|「感じ方のちがい」にやさしく気づける看護師でいよう

感覚過敏の子どもたちは、
見た目ではわからなくても、日々たくさんの刺激と闘っています。

看護師としては、

  • その子が安心できる環境を考える
  • 感じ方の違いに気づき、保育士と共有する
  • 無理に合わせさせず、「選べる選択肢」をつくってあげる

そんな**“感覚に寄り添う支援”**が、
その子の「園って心地いいな」の第一歩になります。

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