【気になる子・発達支援シリーズ⑤】保護者に“気になる”を伝えるときの声かけ例

〜“否定しない・責めない・押しつけない”伝え方〜


目次

はじめに

保育園で子どもの様子に「ちょっと気になるな…」と感じたとき、
必ず向き合うのが、保護者への伝え方の難しさです。

そんなとき、看護師として大切にしたいのは、
**“診断”ではなく、“様子を共有するスタンス”**で話すこと。

のんのん

今回は、保護者に“気になること”を伝えるときに使える言い回しやコツを、実例つきでまとめました。


看護師の言葉は「専門家の言葉」として重く受け止められる


だからこそ、

  • “断定的”に言わない
  • “診断っぽく”聞こえないように工夫する
  • “一緒に見守っていきたい”という姿勢を示す

これらを意識するだけで、保護者の受け止め方はまったく変わってきます。

📝看護師メモ

“伝えること”よりも、“どう伝えるか”。
わたしたちの言葉で、不安にも安心にもなるからこそ、丁寧に届けたいですね。


よくある場面と声かけの工夫


ケース①:言葉が少ない/反応がゆっくり

🗣 NG:「ことばの発達に遅れがあるかもしれません」
🗣 OK:「こちらの声かけに対して、表情や仕草で応えてくれる場面が少しずつ増えています。お家でも似たような反応はありますか?」

→ “できていない”より、“変化・成長の兆し”を軸に話す


ケース②:落ち着きがなく活動に入りづらい

🗣 NG:「多動気味で心配です」
🗣 OK:「体を動かしたい気持ちが強い様子が見られていて、じっとする場面が難しいようです。園でも関わり方を工夫しながら様子を見ています」

“気になる”を“園での対応例”とセットで伝える


ケース③:聴覚や触覚に過敏な反応がある

🗣 NG:「感覚過敏かもしれません」
🗣 OK:「今日は大きな音に驚いて泣いてしまう場面がありました。最近、お家でも似たような反応はありますか?」

診断ではなく、“観察された事実”を共有することが大事


伝えるときに意識したいフレーズ


目的使えるひと言
様子を伝えたい「ちょっと気になることがあったので、共有させてくださいね」
一緒に考えたい「家庭での様子と合わせて、一緒に考えていけたらと思っています」
困っている印象を避けたい「こういう時には、〇〇な対応を試しています」
受け止めやすくしたい「“今すぐ”どうこうではなく、“少しずつ”見ていけたらと」

保育士と看護師で“伝え方をそろえる”ことも大切


  • 誰が・どのタイミングで伝えるか?
  • どの表現を使うか?
  • どのくらいの深さで話すか?

→ これらを保育士・主任・園長と事前に共有しておくことで、保護者との信頼関係が守られます。


まとめ|“診断”ではなく、“気づき”をやさしく届ける

保護者にとって、
わが子のことを“気になる”と言われるのは、どんなにやさしい言葉でも不安になるものです。

でも、

そんな看護師の存在は、保護者にとって心強い味方になります。

「気になる」という言葉に、やさしい気づきと安心感を添えて。
わたしたちの声が、支えになるように届けていきましょう。

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