【気になる子・発達支援シリーズ⑥】“診断ではなく気づき”を届ける記録と連携

〜看護師ができる「観察」と「つなぐ力」〜


目次

はじめに

保育園で子どもたちと日々関わるなかで、
「ちょっと気になるな…」「この子の様子、もう少し見守りたい」
そんな“サイン”を見つけるのは、保育士だけとは限りません。

看護師もまた、
保育の流れとは少し違う視点で子どもたちを見ている存在。

その視点がチームの支援に活かされるためには、
「診断」ではなく「気づき」を、伝わるかたちで記録・共有する力が必要です。

のんのん

今回は、“記録と連携”に焦点を当てて、
保育園看護師としてできる関わりのコツをまとめます。


「気づき」を記録する=“あとから見返せる信頼材料”


ただのメモではなく、
子どもの状態の変化や支援の必要性を**他職種と共有できる“観察の記録”**にすることが大切です。


記録に入れたい3つのポイント

観点書き方の例
① 具体的な行動「活動中に5分間、椅子から立ち上がり周囲を歩き回っていた」
② 状況や環境「人数の多い場面で声や音が重なっていた」
③ 子どもの反応「名前を呼ぶと一瞬目線が合い、その後すぐに目を逸らした」

📝看護師メモ

「落ち着きがない」などの抽象表現ではなく、
誰が見ても同じようにイメージできる行動描写を。


記録から連携へ|共有時の“やさしい言葉選び”


  • NG:「自閉的な傾向があるように思います」
  • OK:「集団の中でひとりで過ごす時間が多く、声かけへの反応が少ない場面も見られました」

  • NG:「保護者に受診をすすめたほうがいいのでは?」
  • OK:「園としての気づきの共有が、今後の支援につながるかもしれませんね。主任や園長とご相談されますか?」

  • NG:「発達に課題がありそうです」
  • OK:「言葉のやりとりには波があるようなので、引き続き様子を見ながら園として対応を共有していきたいです」

共有の流れを“チームで設計する”ことも大切


チェックポイント内容
情報の共有方法個人ノート/申し送り/ミーティングなど
共有のタイミング毎日の報告?週1の確認?特記事項だけ?
担当の役割看護師は“気づきの提供者”、保育士は“日々の対応”、主任は“判断・連携窓口”

📝看護師メモ

「全部を自分が判断しようとしないこと」。
あくまで**“見えたことを丁寧に渡す”のが看護師の役割です。**


まとめ|看護師の気づきが、子どもとチームをつなぐ力になる

保育園では、“診断”はできません。
でも、「ちょっとした変化」や「気になった様子」を、
誰よりも早く見つけ、伝える力が看護師にはあります。

  • 書き残すこと
  • 丁寧に届けること
  • 一緒に見ていこうと声をかけること

それが、子どもたちの未来と、チームの安心を支えていく一歩になります。

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